Book 【シンク・シビリティ「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である】

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皆さんは「礼法」をご存知ですか?

私が通っていた中学校では、礼法というカリキュラムがあり礼儀作法を学ぶ授業がありました。

珍しいですよね。

でも、この授業で学んだことは仕事をするようになり、いろいろな役を演じる時に一番役に立ったことでもありました。

『礼儀』とは何か?と考える前に学んだことだったので、実際の『礼儀』の意味をわかっていないのかもしれないと思い、マナー本などを読んでみようと思っていたタイミングでこの本を見つけました。

『私はどういう人間になりたいのか』

はじめに出てくるこの一文。

この言葉を自分自身に問いかけながらこの本を読む事をすすめられています。

読んでいく中で私も何度も思い返しました。

様々なモデルケースが出てくる中で『こういう人間になりたい』、そして反対に『こういう人にはなりたくない』と。

本の中ではビジネスの場面が例として多く挙げられています。

そして、礼儀のない人との関わりによってどのようなストレスを感じ、仕事が思うように進まなくなるかという事を統計で表しています。

数字に疎いのであまりピンとこない事ではあったのですが、私が学んだ事や実体験で思ってきたことが逆に数字というデータによって確実なものになったような気がしました。

『礼儀』とは人とのコミュニケーションだったり、お互いに快く過ごすための当然の事なのではないかと思っています。

これは無礼だったり、一方的なコミュニケーションではできない事ですよね。

活字でも感じる無礼さ

実は私はこの本の冒頭文が、どうしても頭に入らず話が進まない部分でした。

どうしてその一部分を読み進めることができないのか?と考えてみました。

活字であっても無礼な行動に不快感を感じてしまい、読み進めることができず頭に入ってこなかったんです。

なるほど!と思いませんか?

つまり、この本に中に書かれている一つである

『理不尽な態度は人の思考力を奪う。思考力を奪われた人は目の前にある情報にも気づけなくなる』

ということだったのです。

私自身の実体験ではありませんが、あまりの無礼さに私自身がこの一文の状態になっていたんですね。

こんなにも無礼な態度は影響があるのです。

魅力的な人の礼儀を真似しよう!

私の身の回りにはとても素敵な人がたくさんいます。

みなさん基盤があり各分野で活躍している人たちで、とても礼儀正しく発する言葉に心がこもっていると感じます。

そんな人たちのそばにいると自分もそうなりたい!そうしよう!と心から思えてきます。

素敵な人の持つ素敵な心と行いは『礼儀』でもあり、私にそうなろうという気持ちを与えてくれるのです。

これがこの本に書かれている『礼儀の伝染力』ということなんですね。

私も誰かに『伝染力』という影響を感じてもらえるように『礼儀』を大事にしながら生きて行こうと思いました。

 

この本を読んだことで、礼儀の持つ本質が少しわかったような気がします。

本当に理解できているのかはこれからの私の生き方に現れることなので、忘れずに生きて行こうと思っています。

まずは身近な人たちと『礼儀の伝染力』の交換をしながら、一人でも多くの人が気持ちよく過ごせるような世の中にして行けたら嬉しいですね。

この本は難しいことを提案しているのではないんです。

シンプルに『礼儀』のある行動をとる事で、環境が変わり仕事も捗り、何より自分の毎日が幸せになっていくんだという事を伝えているのではないでしょうか。

 

 

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  1. Hiroto Nishimoto

    良いことだと思います。

    特に『慇懃無礼』というようにとらわれようとも
    いつかはきちんと伝わって
    わかってくれる人には
    わかってくれます。

    誠意は伝わります。

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